容量2GB!アクセス解析&動画ファイルも可能な無料ブログ。アフィリエイト完全対応。
  最新画像一覧   /    おもしろブログが満載! シャッフル ブログ  /     無料登録  

低線量被爆の影響を推測する(6) Q&A Part?

  1. 2011/08/10(水) 19:34:58|
  2. 低線量被爆の影響|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
妻との問答を基に、低線量被爆に関する検討結果をQ&A形式にまとめました。

Q:首都圏で1ミリシーベルト/年を超える所がある。それでも、低線量被ばくのリスクはないということか?

A:外部被ばくに限定すれば、十ミリシーベルト/年 程度は無視しても良いように思えます(2:がん死亡率との相関 参照)。 しかし、食べ物を介した内部被ばくには、注意していく必要があります。

ECRRによれば、ストロンチウム、ルテニウム、セリウム、プルトニウム等による内部被ばくは、外部被ばくよりはるかに少ない量で影響が出るとしています(50〜300倍)。それら影響のある核種に注目すると、福島原発事故由来の放射性物質の影響は、大気圏内核実験時の数十分の一になると推測されます(5:核種による違い 参照)。一方、東京をはじめとする関東圏のセシウム137トータルの降下物量は、大気圏内核実験時の(多くて)数倍程度でした(1:原水爆実験に伴う放射能降下物量の推定 参照)。よって、関東圏において生産された食品等を摂取することによる人的被害は、大気圏内核実験よりもかなり少なくなると推測できます。

仮に、大気圏内核実験と同等だったとすれば、10万人当たり60〜200人の人的被害になります(3:人的被害見積もり 参照)。寿命が80歳だとした場合の損失寿命に換算すれば、20〜60日に相当します(60/100000x80*365=17.5)。自動車事故の損失寿命が207日(出典下記URL)である等を考えれば、はるかに少ないことがわかります。我が家族に関しては、心配ないと判断します。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/EV_KRR_R1.html

特定地域における生産物、及び魚介類に関しては、放射性物質による汚染状況(核種毎の量)が分からないため現時点では予測できません。情報が公表されるまで、忌避行動を起こさざるを得ないでしょう。

Q:自分たちの子供や孫のことを考えると、10万人中200人の死亡は決して小さな数字ではない。病気で苦しむことになる人は、その何倍にもなると思う。だから、子どの不必要な外出は制限し、出ざるを得ない時にはマスクをさせる。洗濯物や布団は外に干さず、生野菜も避けたいと思う。

A:子を持つ親として、不安があるのは当然でしょう。しかし、何かを実行する時には、それを実行したことによって新たに発生するリスクを考えに入れる必要があります。つまり、トータルリスクバランスを取る必要があります。

●放射性物質を避けようと強制することで、子供や夫に与えるストレスは無視できません。未婚女性の損失寿命は1600日、未婚男性は3000日とされます(上記URL参照)。万が一、このことが原因で離婚することになれば、放射性物質の寿命損失である20〜60日を避けようとして、その何十倍もの寿命損失を招くことになります。

●外出をさけることによる運動不足や、生野菜を避けることによる栄養の偏りから、たとえば体重が14kg増えたとします。その損失寿命は1020日です。やはり20〜60日の数十倍のリスクがあります。

●部屋干しすると、湿度上昇によってカビ発生のリスクがあります。大気汚染のよる損失寿命は77日(同URL)ですが、一般に大気汚染よりも室内汚染の方が何倍も悪影響があるとされています(下記URL参照)
http://www.3r-net.com/info/column.cgi?page=40&clmno=056

除湿する等である程度は緩和できると思いますが、常に部屋干しするのであれば、場合によっては20〜60日のリスクを上回る可能性があることに注意が必要です。

つまりは「過ぎたるは及ばざるがごとし」を避け、トータルリスク下げることに注力することがポイントとなります。


Q:私達にできることはないのか。放射能にジリジリと侵されつつ現状に甘んじよ、ということか。

A:私達が現時点で行うことのできる対策方法を二つ提案します。

(1)放射線による影響を真剣に考えているのであれば、これを機に、悪い生活習慣を直しましょう。 放射線は体内でフリーラジカルを発生させ、それが人体に影響を与えるとされています。フリーラジカルは、放射能物質に限らず、悪い生活習慣によっても発生します。逆に、よい生活習慣は、発生したフリーラジカルの影響を取り除く能力を向上させます。20〜60日程度の確率的影響であれば、努力次第で十分リカバーできるでしょう。

●煙草を吸っている方は禁煙しましょう。喫煙の損失寿命である2590〜1530日(前述URL)が取り戻せるだけでなく、家族の健康(同50日)に貢献します。

●自身や子供の為に自動車を利用することを避け、家族全員が適度に運動できる環境を整えましょう。自動車事故による寿命損失(同207日)を避けるだけではく、健康増進による免疫力アップが期待できます。

●国立がんセンター(現・独立行政法人国立がん研究センター)は「がんを防ぐための12ヵ条」を提唱しています。それによれば、

発がんを防ぐ効果のあるものとして、バランスのとれた食事(好き嫌いや偏食をつつしむ)、 変化のある食生活(同じ食品ばかり食べない)、 食べすぎをさけて脂肪はひかえる (大腸がんに関連)、食べものから適量のビタミンと食物繊維を摂る(自然の食品の中からしっかりとる)、塩辛いものは避ける、あまり熱いものはさます、焦げた部分は避けるなどが指摘されています。栄養をつけることで、子供自身のみならず、将来の孫の(放射能物質の影響を吹き飛ばすような)免疫力アップが期待できます。

(2)トータル被ばく量をざっくりとカウントし、長期に一定値以下になるようにコントロールしましょう。
セシウム137を口から摂取した場合、10000ベクレルあたりの実効線量は0.13 ミリシーベルトになります(下記URL)。
http://wpedia.search.goo.ne.jp/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0137

セシウム137があるということは、他の核種も含まれる可能性があるため、4倍して0.52mSvの被爆があるものとみなします(5:核種による違い 参照)。
次に、許容できる年間内部被ばくのシーベルト数を決めます。例えば1ミリシー
ベルト/年は許容できるとします。

すると、80年間生きるとすれば、一生の間に1x80/0.52x10000=154万ベクレル(セシウム137のみ)まで許容できることになります。80年間365日で割れば、一日当たり、53ベクレルとなります。従って、子供も含めて私たちは平均してこの数値を超えないように水・食品を選ぶようにします(乳児は除く)。たまたま一日53ベクレルを超えたとしても、数日間で平均して超えないようにすればOKです。

例えば千葉県産の原乳に含まれる放射性物資は、現在検出限界以下(ほとんどゼロ)との結果が公表されています。しかし、全ての牛乳を検査できませんから、たまたま基準ぎりぎりの200ベクレル/Lを5本に一本程購入すると考えます。すると、一日500ml飲んだとすれば、200/5x0.5=20ベクレル/日となります。他の食品に含まれている分を考えても、この程度であれば一日53ベクレルは問題なくクリアできるでしょう。

全ての牛乳が200ベクレル/リットルだとしても、一日250mlであれば、200x0.25=50ベクレル/日となります。リスクを多めに見積もっても、 このレベルなら家族全員が納得できるのではないでしょうか?


Q:大気圏内核実験は二十年近くにわたって、放射性物質が少しづつ降下した。首都圏への福島原発由来の放射性物質は、ほとんどが数日の間に降下している。タイムスケールが違いすぎて議論できないのではないか。

A:半年〜数年にわたり、環境中の放射性物質が植物に吸収され、あるいは食物連鎖で濃縮され、ヒトの口に入ることで内部被ばくします。例えば、1963年の一年間、東京に降った放射性降下物に含まれるセシウム137平均は1566ベクレル/m2でした。今回の福島原発事故の19%に相当しており、数年間の積算で見れば、それほど大きな違いはないと考えます。

また、低線量被ばくに関しては、高い濃度の方が低い濃度よりも影響が高いとは言えないようです。例えば下記URL論文によれば、「バイスタンダー効果がDNA初期損傷数を増加させている」とあり、低い濃度で長期間被爆する方が、高い濃度で短期間被爆するよりも危険であることを示唆しています。逆に、「閾値モデル」の考え方もありますが、現時点ではどちらが正しいのかの統一見解が得られていません。
http://www.oita-nhs.ac.jp/member/cat5_top/cat193/cat351/dna.html

本推論は、リニアモデル(比較的高い線量域で得られている結果を外挿して低線量域においても同様に直線性を示すと仮定)を採用して推論を進めています。つまり、人的被害は、期間に依らずトータルな放射性降下物量に依存すると仮定しています。数倍程度の誤差を見込むのであれば、タイムスケールは同等とみなして差し支えないと考えます。

Q:低線量被ばくによって、体調が悪いとか鼻血が出ている人が多いとの話がある。

A:一般に、鼻血等の身体症状があれば、高線量被ばくを疑った方が良いのではないでしょうか? だたし、化学物質過敏症体質の人が、放射性物質に過剰反応している可能性は否定できません。化学物質過敏症は、犬の嗅覚でないとわからないほどの極少量の化学物質によって体調不良を引き起します。もしそれが原因なら、頭痛や気分悪化の症状も説明が付きます。しかし、いずれにしても発ガン等の生存リスクとは別問題でしょう。


10/9追記
●参考情報:「低線量被曝による鼻血について考える」
 http://d.hatena.ne.jp/sivad/20110906/p1
<<  低線量被爆の影響を推測する(5)核種による違い(2/2)  |  ホーム  |  逆止弁の製作  >>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bee1.dtiblog.com/tb.php/13-9f92ff9e

DTIブログって?